大腸カプセル
内視鏡検査とは

カプセルを飲むだけの苦痛が少ない内視鏡検査です

革新的な技術を使って大腸粘膜を直接観察できる、富士フィルムの大腸疾患診断用カプセル内視鏡システム

大腸がんは自覚症状がなく進行してから見つかる場合が多いため、早期発見・早期治療に心掛けることが必要ですが、その検診受診率は低く、実際に検診を受けている人はほんの27% です。大腸カプセル内視鏡検査は、従来の大腸検査に比べ、精神的苦痛が少なく、とても期待されています。
この検査は、超小型カメラを内蔵したカプセル型の内視鏡を、口から飲み込んで行うカプセル内視鏡システムです。カプセルは消化器官を通過しながら画像を撮影し、画像を記録装置に転送します。この画像を元に大腸の診断をいたします。

大腸カプセル内視鏡検査

メリット

  • カプセルを飲むだけで簡単
  • 従来の内視鏡に比べ苦痛がほとんどない
  • 鎮静剤が不要で苦痛が少ない
  • 放射線被ばくの心配がない

デメリット

  • ポリープや組織が採れない
  • 費用が内視鏡検査より高い
  • 保険適用に制限がある

現在保険適用は、術後の癒着、肥満や極端な痩せ型で大腸内視鏡が奥まで入らない、または奥まで入らない事が想定される場合となります。

大腸カプセル
内視鏡検査の流れ

前日

昼食と夕食は消化の良い食事をおとりください。夕食後に下剤を服用してください。

当日

  1. 検査前に腸管洗浄剤を服用していただき、腸の中をきれいにします

    1検査前に腸管洗浄剤を服用していただき、腸の中をきれいにします

  2. センサーを取り付けます

    2センサーを取り付けます

  3. 記録装置を取り付けます

    3記録装置を取り付けます

  4. 適量の水でカプセル内視鏡を飲み込みます

    4適量の水でカプセル内視鏡を飲み込みます

  5. カプセルが画像を電波で送ります。記録装置に表示された番号に従ってお薬を服用します。

    5カプセルが画像を電波で送ります。記録装置に表示された番号に従ってお薬を服用します。

  6. カプセルが排出したら検査終了です

    6カプセルが排出したら検査終了です

検査後一か月後程度

記録されているデータを元に、院長が診断いたします。