検査の必要性

早期発見で胃がんの死亡率が減少

胃カメラ検査とは、食道、胃、十二指腸などを直接観察するために、先端に高性能のカメラを取り付けた内視鏡を口または鼻から挿入する検査です。病変が見つかった時には、組織を採取して病理検査を行い診断します。
検査には口から内視鏡を挿入する「経口内視鏡検査」と、鼻から挿入する「経鼻内視鏡検査」の2 種類があります。また、あわせてピロリ菌の検査と除菌もできます。胃がんは50~60歳代の方に最も多い病気ですが、近年、胃がんの死亡率の割合は減ってきています。検査を受けると早期で発見することができる病気で、早期発見・早期治療で約90%は完治可能です。

早期発見で胃がんの死亡率が減少

当院の胃内視鏡検査

苦しくない、安心・安全な
検査を行っています

当院では、病変の分かりやすい最新設備の胃内視鏡検査を行っています。経口内視鏡検査(口から挿入する内視鏡)と、経鼻内視鏡検査(鼻から挿入する内視鏡)をご用意しており、事前の診察で内視鏡検査の目的に応じて適した方法を選びます。また、全ての内視鏡検査は院長の林が担当いたしますのでご安心ください。

院長 林 泰志

  1. 最新のレーザー内視鏡システム

    最新のレーザー内視鏡システム

    当院では光源にレーザーを用いた世界初の新世代内視鏡システムを導入しています。光源が明るいので、微小な病変も見逃さずに発見することが可能です。また、早期がんの特徴である微妙な粘膜表面構造や微細血管などの変化を早期発見できます。

  2. 苦痛の少ない経鼻内視鏡

    苦痛の少ない経鼻内視鏡

    経鼻内視鏡検査(鼻から挿入する内視鏡)は、細い内視鏡を鼻から挿入することにより、内視鏡が舌のつけ根を通らず、のどに触れることもないので、吐き気をほとんど感じずに検査を受けることが可能です。当院では7割の方が選んでおられます。

  3. 画像が鮮明な経口内視鏡

    画像が鮮明な経口内視鏡

    経口内視鏡検査(口から挿入する内視鏡)は経鼻より内視鏡が太いので画像が鮮明に映ります。のどに触れて苦しいので、希望される方には、鎮静剤(麻酔)で意識レベルを落として苦痛が少ない状態で胃内視鏡検査を行います。ほとんど眠っているのと同じ状態で検査を受けて頂くことができます。

症状と発見できる病気

こんな方は胃内視鏡検査を
おすすめします

  • 下空腹時や疲労時に吐き気が起きる
  • 胃もたれや胸やけがする
  • 胃潰瘍、胃ポリープになったことがある
  • いわゆる「メタボ」で脂肪肝が気になる
  • 口内炎が良くできる
  • のどに違和感がある
  • 40歳以上で血縁に食道・胃がんの人がいる
  • 胃が痛い

40歳を過ぎたら、特に症状のない方も、大腸内視鏡検査を受けることをおすすめします。

早期発見により、
重症化を予防できます

喉の病気
咽頭癌、喉頭癌など
食道の病気
逆流性食道炎、食道癌、
食道静脈瘤、食道潰瘍
など
食道の病気
胃癌、胃ポリープ、胃粘
膜下腫瘍、胃炎、
慢性胃炎
(萎縮性胃炎)、胃潰瘍など
十二指腸の病気
十二指腸潰瘍、十二指腸
ポリープ、十二指腸炎、
十二指腸乳頭部腫瘍など

ポリープがあった場合は、検査時に同時に切除を行うこともできます。

正常な胃粘膜

ピンク色で艶があります

  • 逆流性食道炎

    逆流性食道炎

    最近増えてきています。胸焼けやバレット食道がんの原因となります

  • 食道ポリープ

    食道ポリープ

    のどに張り付く感じが取れないということで検査をしました。内視鏡検査時に切除しました

  • 食道裂孔ヘルニア

    食道裂孔ヘルニア

    胃の上部が食道の方へ、ずりあがる病気です。逆流性食道炎の原因となります

  • 胃ポリープ

    胃ポリープ

    いわゆるイボです。大腸ポリープと違ってがん化することはほとんどなく多発することが多いです

  • 胃粘膜下腫瘍

    胃粘膜下腫瘍

    胃の粘膜の下に持ち上がるようにできてくる腫瘍です。平滑筋種という良性腫瘍が原因として多いです

  • 十二指腸潰瘍

    十二指腸潰瘍

    胃腸の病気の中で主なものです。30〜40歳台の方に多く空腹時の胃痛が典型的です

  • ピロリ菌感染性胃炎

    ピロリ菌感染性胃炎

    胃粘膜のむくみが強く赤みも強いです

  • 胃黄色腫

    胃黄色腫

    胃にできる黒子のようなものですが、あるとピロリ菌に感染していることが多いです

専門的な治療が必要と判断した場合には、 最適な医療機関との連携を行っております

さらに精密な検査や治療が必要な場合、入院・手術の必要がある場合は、緊急性や病状に応じて連携している医療機関への紹介を迅速に行っておりますのでご安心ください。

衛生管理について

確実な滅菌処理により、
安心・安全な検査と治療
お約束します

当院では、内視鏡検査器具の消毒・滅菌、内視鏡検査従事者の衛生管理を徹底して行っております。

内視鏡本体
内視鏡洗浄装置で患者さんごとに完全消毒
処置具
極力使い捨て(使い捨てにできないものは、
①水による手洗い
②超音波洗浄機による洗浄
③滅菌バッグを用いた高圧滅菌機での滅菌を徹底)

コストはかかりますが、患者さんが安心して検査を受けられるよう、徹底して行うことにより、検査を受ける方への感染を防ぐだけでなく従事者自身への感染も防ぎます。内視鏡を介したヘリコバクターピロリ菌感染やB型肝炎、C型肝炎の感染などは開院以来一例も発生しておりません。

内視鏡洗浄消毒システム

内視鏡洗浄消毒システム

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検査料金

医療費 3割負担 2割負担 1割負担
胃内視鏡検査 約4,800円 約2,400円 約1,600円
検査中の組織検査 検査費+約3,000円 検査費+約1,500円 検査費+約1,000円
ポリープ切除 検査費+約19,000円 検査費+約9,500円 検査費+約6,300円
追加検査(腹部超音波検査等) 検査費+約2,500円 検査費+約,1250円 検査費+約830円
鎮静剤を使っての内視鏡検査 検査費+約2,000円 検査費+約1,000円 検査費+約660円

症状によって、検査内容が変わる可能性がございますので、正確な料金は診察時にご案内いたします。